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強精剤としてのスッポンの魅力

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すっぽんは、噛みついたら雷が鳴るまで離さないと言われる習性を持つといわれています。

強精剤としてのスッポン

ビジネスでも容易に離さない妥協しないという気骨も見習いたいものですが、近ごろの若者は存在感を示せないで茶髪など変な方向で目立とうとするのも困ったものです。

スッポンは、噛みついたら離さないと言われるのですが、水に浸けると簡単に離すといわれます。

ころで、スッポンは淡水に棲むスッポン科の亀です。

体長は30センチ内外で背甲は円形に近く中央部が少し隆起して固く、首が長く吻が細長く、甲板のがないのが すっぽんの特徴です。


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スッポンは川の浅い水底に体を埋め、魚や昆虫などの獲物が近づくと激しく噛みついて食い貪欲で、飢えるとたちまち共食いを始めるから中国では忘八と呼ばれ、人徳を忘れた無道者という意味のようです。

しかし、スッポンを食べると精力がつくとは昔から信じられ、グロテスクな姿態に目をつぶれば蛋白源としては高く評価できるカメです。

体内で合成できない必須アミノ酸がすべて含まれる良質な蛋白質に恵まれ、カルシウムも100g中870mgと多い。

さらに植物油」に含まれるリノール酸、リノレン酸などの必須脂肪酸をもバランスよく含有しています。

中国の古書にはスッポンの効能を、気力や血液を活性化する強壮食とし、病み上がりで体力の弱っている人に有効と記してあるそうです。

漢方では血の汚れている状態を「血毒」と呼び、すべての変調の原因と考えられました。

逆にいえば血液に十分な栄養がゆきわたり、きれいな状態であれば健康なわけで、血毒を改善してくれるのが「血剤」で、スッポンもその一つだという。

だからスッポンは男性を元気づける強精だけではなく、血液の循環がよくなれば貧血にも好影響があるし、肌に弾力と艶を保つようになる。

さらに、シワを防ぐコラーゲンまで含まれているから女性にも喜ばれています。

甲羅、爪、膀胱、胆嚢を除けばすべて食べられるスッポンだが、最もポピュラーなのは鍋で、ぶつ切りのスッポンを酒と水でじっくり煮込み、醤油で調味したものがスッポン鍋です。

そしてスッポン通では、一気に生血を飲むのがスッポン料理の仕上げと云われ、その夜は文字どおり血が騒ぐというが、保証のかぎりではない。

生臭さに耐えられずワインなどで割ると飲みやすくなるとも言われますが、そこまでしてスタミナがほしいとは思わない。

世渡りの下手な人が、亀にわが身を映し。「首出さぬ亀よお前も頑固者」と言われ、世渡りを亀に学んで生きてゆく句もある。